千葉大学 教育学部大学院教育学研究科
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理科教育専攻

理科教育学は、理科教育の歴史、価値、カリキュラム、教授方法、評価などの理論と実践を研究対象としています。研究内容は、自然科学の教育に加え、近年では環境教育、STS教育、博物館等の生涯学習施設での教育も扱うようになりました。研究手法もこれまでのアプローチに加え、心理学的、社会学的アプローチを採用するようになり、ますます多角化・多様化しています。
理科の各領域では、教科と教科教育の内容についての的確な理解と興味を基盤とし、それらを活かせる能力を持つ教員育成をめざします。

  • 物理領域
    いろいろな物質を実際に作成・加工したり、性質や状態変化を調べ、このために電気、磁気、温度、音、光、力などを必要に応じて用います。これらの実習を通して物質や現象の面白さを体験し、理解を深めると共に実験方法を学び、技術を習得し、それらを生かして新しい物理実験教育の方法と用具の開発をめざします。なお実験へのパソコンの活用を積極的に行っています。
  • 化学領域
    有機化学分野を専門とする教員と無機化学分野を専門とする教員がいますから、基本的にはいずれかの分野で修士論文の作成に取り組むことになりますが、専門領域を限定する必要はなく、たとえば、「化学安全教育」のような、広い意味での化学をベースにした課題設定も可能です。
  • 生物領域
    室内あるいは屋外で生物を用いた実験を行い、生物教材の開発及ぴ生物教材に開発につながる生物学分野の研究を行います。研究材料は、生物教材に関わるものであれば、動物、植物、微生物(病原性のものを除く)など広く対象とすることが可能です。

  • 地学領域
    この分野の先端知識を持ち、知的好奇心を児童生徒に起こさせる授業展開可能な教員養成を目的とし、地学教材開発能力を持ち、地球科学各分野に精通した教員養成を目指します。自然の中で学び、自然の不思議を研究し、得られた感動や自然の法則を子供たちに伝えようとしています。
院生の一言
私は、今年度から大学院派遣研修生として在籍している現職教員です。研究テーマは「中学校理科教育におけるグループ学習活動の改善」で、主に気象単元での話し合い活動の在り方について研究しています。
私が所属する研究室では、毎週行われる理科教育学演習(ゼミ)だけではなく指導教員自らが院生の部屋までアドバイスに来てくれるなど、きめの細かい指導を受けています。また、3つの研究室が一堂に会する全体ゼミでは、理科教育のプロを育成するために意見交換が盛んに行われています。大学院の授業は、将来教職に立つことを前提とした内容が含まれるので、現職教員である自分にとっても知識の整頓や関連付けをする上で大変役立っています。
今後も、「どうしたら生徒が理科の学習内容をより理解できるか?」「どうしたら理科が好きになるか?」ということを常に考えながら研究を続けたいと思います。
(M1、現職教員)
私たち地学研究室では、地質、岩石、気象、天文など広い分野を、各人の興味に合わせて知識を深め、より豊かな地学教育ができるように研究に取り組んでいます。ゼミでは各々が興味をもったことについて話題を提供し、議論を深めています。学部学生も加わって多くのアイディアを出し合い、院生と学部生とがともに良い影響を与えあっています。
研究室内でのコミュニケーションは良好で、研究に煮詰まったときなどは研究室に行けば誰かと話せて、「良いアイディアが生まれるかもしれない」と思える空間になっています。様々な資料も確保されており、学問を深めるという場としても重要な場になっています。地学という分野の性質上、野外巡検をすることもよくあります。これは小旅行でもあり、研究室とは違った環境で調査が行えるので楽しみでもあります。地学教育の発展を目標としているので地学を通して子どもとふれあえる活動も積極的に企画し、実行しています。
(M1)
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