| 平成19年2月23日(金)、千葉大学教育学部附属養護学校で、第34回公開研究会が行われた。当日は雨が降ったにもかかわらず、全国から多くの方が来校し、小学部、中学部、高等部の公開授業や分科会に参加した。 今年度の研究主題は、「一人ひとりの思いを大切にした豊かな学校生活づくり 〜子ども主体の状況づくりを深めて〜」である。この主題は昨年から5年計画で取り組んでいるもので、子ども主体の学校をつくることを目標としているとのことである。 小学部では、体育館に設置した遊び場でめいっぱい遊ぶ「ぼうけん丸、ドキドキ、ワクワク」の実践が行われ、子どもたちは自由に楽しく遊び、運動をしていた。 中学部では、「新しいしいたけ発生舎を作ろう 〜みんなで大工事〜」の実践が公開された。この実践は、1月から取り組んできたもので、生徒が中心となり活動計画を相談し、物品の発注や購入、製作を進めた。本時は、3月6日の完成を目指し、それぞれのグループで分担する仕事に精一杯取り組んでいるところであった。 高等部は、「ふよう春まつり2007〜地域と一緒に販売会を〜」の取り組みを行っていた。この取り組みは、JR稲毛駅周辺を会場に、地域の方々と一緒に3月1日から三日間行われる、「ふよう春まつり2007」に向けて、「春まつり」の企画・準備を進め、当日の運営に当たるというものである。生徒は、昨年11月から各作業班の代表からなる実行委員会を設立し、自分たちが中心となって準備を進めてきた。公開授業では、その「まつり」に向けて、販売をするための製品や生産物を作る作業が行われた。 公開授業後は、全体会やお昼をはさんでの分科会、シンポジウムなどが行われた。これまで、子ども一人ひとりに十分な設定ができているか、一人ひとりへの支援は適切だったのか、といったことについて考え、子どものニーズをつかみ、実践を行ってきたが、本研究会ではそうしたこれまでの成果を発表したものだということである。 附属養護学校長の石井克枝先生は、今回の研究会を終えて、「たくさんの方が授業をご覧くださりありがとうございました。多数のご意見やご助言をいただき、今後より一層頑張るための力になりました。多くの養護学校や普通学校にもいろいろな実践のヒントが提供できたのではないかと思います。分科会では、附属の実践はすごいが、自分の学校ではとてもできないという声も多く聞かれました。本校の先生方は若い先生も多く、特別な技術を持っているからこのような実践ができているのではありません。この実践を支えているのは、一人ひとりの小さな力を結集し向上しようとする力であり、本校で積み重ねてきた実践の力だと感じた一日でした。」と話した。     千葉大学教育学部附属養護学校、第34回公開研究会の様子(写真) |