卒業生の進路状況

 多くの卒業生が教員として活躍しています


 過去5年間の進路状況が示しますように,数多くの卒業生が,教師として千葉県をはじめ全国で活躍しています。後援会からの支援により,校長経験者から直接指導を受けられる「教職サポートルーム」や各種教職セミナーなどを開催しており.将来の就職や進路に関する活動を手厚くサポートしています.

 

  大学院でスキルアップ


 教育学部卒業後,大学院教育学研究科に進学し,スキルアップを果たしている卒業生も大勢います.本学の教育学研究科は「修士課程」,「専門職学位課程」の2課程からなり,専門性と実践力を高めることができます.
 さらに,東京学芸大学大学院連合学校教育学研究科(後期3年のみの博士課程で,東京学芸大学を基幹大学とし,埼玉大学・千葉大学・横浜国立大学との連携協力の下に組織された連合大学院)へと進学することにより,体系的に継続して研究を進めることもできます.

 

新しい学部教員の紹介

本年度も学生の教育や研究にかかわる新しい先生方が着任いたしましたので、ご紹介いたします。

 

 

 美術科教育 教授 高須賀昌志 先生
 2024年4月に美術科教室に着任した高須賀昌志と申します。
これまで埼玉大学で26年間、東京藝術大学で4年間、あわせて30年あまりを大学教員として過ごしてきました。私の専門分野は「デザイン」です。なかでも「環境における芸術のはたらき」を研究テーマとして国内外の様々な都市空間で『パブリック・アート』による表現活動をおこなってきました。現代のメディア技術の著しい発達とともに芸術表現のジャンルはボーダレス化しています。社会や教育界でも「AI」「ICT教育」などと喧しく興味は尽きません。皆さんには従来の枠にとらわれずに新しい表現と創造に積極的に挑んでほしいと思います。一方で、その根幹となる自身を逞しくするために学生時代に何に考え何を実践するかということは、いつの時代も変わることなく問われることだといえます。大学生である“今だからこそ出来る学び”をしっかりと見定め、かけがえのない時間を過ごせることを願っています。

  

 教員養成開発センター 准教授 村田 正実 先生
 2024年4月に教員養成開発センターに着任した村田正実と申します。千葉大学教育学部の卒業生で、その後、公立小学校の教員になりました。2008年4月には千葉大学教育学部附属小学校に赴任し、8年間、道徳を中心に教育実践研究を行いました。その後、2年間、公立小学校教頭を務めたのち、昨年まで2年間、千葉県教育庁教育振興部学習指導課でお世話になりました。これまで、本当に多くの方々にお世話になり、多くの子どもたちからたくさんのことを学びながら、大変幸せな教員人生を送ることができました。出逢った多くの人々から学んだこと、そして、今の自分を作り上げていただいた千葉大学に少しでも恩返しができるよう、この経験を、そして教員という仕事の素晴らしさを、今輝く先生方、そして教育に対して希望を抱く多くの学生のために伝えていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。